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高機能性塗料設計技術 ソリューションパートナー

高機能性塗料コラム

 第7回、蒸着って身近なところで使われてるんです。

 

投稿日:2018/8/20

   

 

こんにちは。「こんな塗料できないの?」に私たちが答えます。

高機能性塗料設計技術ソリューションパートナーの有谷(ありがや)です。

前回のコラムでは、金属蒸着について解説しました。

今回は、そこに使われる蒸着用アンダーコートについて、

自動車用ヘッドランプ用途を例に解説します。

 

☆真空蒸着用塗料「BRIGHT」アンダーコートについて

真空蒸着用のアンダーコートは、

?基材の凹凸などを埋めて平坦な面にする、

②密着性を確保(二次耐久密着性の向上)する、

などを目的に幅広く行われており、現在の真空蒸着用アンダーコートは

生産性向上のため、従来の熱硬化系よりも短時間硬化が可能な紫外線(UV)硬化系が

主流となってきています。

しかし、自動車部品をはじめとする工業製品は、近年のデザインの高度化に伴って形状が複雑化してきており、

複雑な形状物に紫外線を照射する場合、紫外線が照射されやすい部位と照射されにくい部位がでてしまいます。

図1に示すように、紫外線が照射されにくい部位は、照射されやすい部位に対し、紫外線光量が8分の1となる場合もあります。当社では、紫外線が照射されやすい部位と照射されにくい部位の塗膜性能を同等にするべく、

幅ひろい紫外線照度範囲での均一架橋を可能とする紫外線硬化技術を確立しております。

 

自動車ヘッドランプの重要な機能として、図2に示す「配光」があります。

「配光」とはヘッドランプから発せられる光の強度と方向(角度)の制御のことであり、

道路運送車両法に基づき自動車用ランプごとの保安基準が定められています。

自動車ヘッドランプ内部の反射板(リフレクター)にアンダーコートを塗装する場合、

タレや溜まりがおこると、この保安基準が満たせなくなります。

このため、ヘッドランプ用蒸着アンダーコートは、図3に示すようにランプ段差部を

タレ・溜まりなく被覆することが最重要機能であり、

「BRIGHT」には、それを達成するための塗装作業性・被覆特性を付与しています。

 

 以上、真空蒸着用アンダーコートについて、自動車ヘッドランプ用のアンダーコートを例にとり、

その特徴を紹介しましたが、その他に、パチンコ台などのアミューズメント機器の蒸着部品向けや、

化粧品ボトル向け、紙ラベル向けと、塗装する基材や用途ごとの必要機能に応じて

様々な蒸着用アンダーコート製品があります。それらも含めて下記に、適用素材・特徴等をまとめました。

  

◎真空蒸着用アンダーコート「BRIGHT」の用途別一覧

 

 

今回は真空蒸着用アンダーコートについて説明させていただきました。

当社のアンダーコートは、主に自動車ランプ向けに開発、販売してきましたが、

今まで蓄積した技術を基に、お客様が求める様々な用途への適応検討が可能です。

また、従来の有機溶剤含有系に加え、無溶剤系の紫外線(UV)硬化塗料のラインナップもあります。

ぜひソリューションパートナーである当社にご相談ください。

なお、今回は真空蒸着用塗料「BRIGHT」のもう一つの主力製品であるトップコートについて

説明はしませんでしたが、意匠性を付与した熱硬化系のカラークリヤーが自動車ランプ用途で、

またUV硬化系のカラークリヤーはアミューズメント機器用途で、幅広く使用されております。

これらトップコートについては、また機会を改めてご紹介させていただきますので、どうぞご期待ください。

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