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高機能性塗料コラム

 第4回、密着性で困った経験はありませんか?

投稿日:2018/5/21



こんにちは。「こんな塗料できないの?」に私たちが答えます。

高機能性塗料設計技術ソリューションパートナーの瓜生(うりう)です。

 

前回までのコラムでは離型、すなわち剥がすためのコーティング剤について

紹介しましたが、一転しまして今回からは色んなものをくっつける

コーティング剤についてご紹介させていただきます。

 

1.各種フィルム基材と処理フィルム

早速ですが、世の中(市場)では様々なフィルムが使用されていますが、

フィルムと聞いて皆様はどのような基材を思い浮かべますか?

PET、PC、PMMA、TACなどなどその他にも沢山の基材があり、

違う基材を思い浮かべた方もいるのではないかと思います。

フィルムの材質にはそれぞれ固有の特徴的な性質があり、

最終製品の機能目標に沿った使い分けがされています。

基材単独で最終製品としての機能目標を達成できれば良いのですが、

実際には何らかの機能性コート層(コーティングやスパッタなど)を

基材表面に施すことが多いのではないかと思います。

その際、基材によっては十分な密着性が得られないことが多く、

各種処理を施したフィルムが使用されています。通常よく使用されている基材を

処理で分類すると大きく分けて以下の3つに分けられます。

 中でも密着性の改善効果が安定している易接着処理フィルムは、

大変便利で幅広く使われておりますが、基材毎に処理剤が異なり、

機能性コート層との相性もあるため、なかなか思う様な最終製品の性能が得られない。

また、未処理フィルムに比べるとフィルムコストがかなり高くなる等の問題がありました。

 

そこで、易接着処理フィルムを購入しているが、性能面で不満がある。

または未処理フィルムを購入して自社ラインで内製化することでコストダウンしたい。

というお客様のご要望に対し、当社が提案するソリューションが

 【高機能マルチプライマー】です。

 

2.高機能マルチプライマー

プライマーに求められる最も重要な機能はもちろん密着性ですが、その密着性には下図に示す様に、

 

①フィルム基材との密着

②機能性コート層との密着性の2つがあります。

 

①②共に幅広い材質に密着するプライマーほど使い勝手が良い物となります。 

 

高機能マルチプライマーは未処理PET、PC、PMMA、TACだけでなく

難密着といわれる環状オレフィンのCOPやCOC等の未処理フィルムに対しても

優れた密着性を有する高機能プライマーで、基材に合わせて処理や

機能性コート層の使い分けが必要な用途にお薦めします。

 

当社の高機能マルチプライマーを用いることで基材の処理が統合され、

少ない原反フィルムで幅広い機能性コート層に対応することが可能となります。

 

今回は【高機能マルチプライマー】の有用性についてご説明しました。

次回はその性能と密着性確保技術のポイントについてご紹介いたします。

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