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高機能性塗料コラム

 第3回、何故ノンシリコーンではがれるの?

投稿日:2018/4/18

 

 

こんにちは。「こんな塗料できないの?」に私たちが答えます。

高機能性塗料設計技術ソリューションパートナーの遠竹(とおたけ)です。

「離型コーティング剤」2回目の今回は、電子機器製造用の離型フィルムに

用いられる各種離型コーティング剤の特徴について説明させていただきます。

離型フィルムは、液晶ディスプレイに使用される光学フィルム や電子部品の

材料等の粘着剤面の保護や各種の工程フィルム

(セパレーター、転写フィルム、キャリアフィルム等)

としても広く使用されております。

前回のコラムでは、モノにはそれぞれ固有の「ぬれ」が存在し、

その「ぬれ」を左右するのが、「極性」というお話しをさせていただきました。

離型フィルムに用いられるコーティング剤は、極性を下げるために

「シリコーン樹脂」が使われるのが一般的です。

「シリコーン樹脂」は薄膜で離型効果を発揮するため、

離型フィルムを低価格 で作ることができるメリットがあります。

しかし、キャリアフィルムとして使用する場合、相手側にシリコーンが移行し、

二次加工でのコーティング剤や印刷がのらないといった問題が発生することがあります。

また、シリコーンは絶縁性なので電子機器の不具合を発生させることや、

経時で低分子シロキサンが遊離し 電子部品に悪影響を与えるとも言われております。

この様に移行の問題がある「シリコーン樹脂」を使用せず極性を下げるために

「フッ素樹脂」を使用した離型フィルムもあります。

日常製品において「フッ素樹脂」による離型が適用されている代表例が

フライパンの表面コーティングであることは、 皆さんよくご承知のことと思います。

しかし、「フッ素樹脂」はコーティング材料としては高価なため、工程内保護膜

として使われて最終的に捨てられてしまう離型フィルムに用いるには価格が高過ぎて、

使いたくても、使える範囲は限られてしまいます。

そこで、「シリコーン樹脂」や「フッ素樹脂」を使用しないノンシリコーン系

「離型コーティング剤」に注目が集まっております。

では「シリコーン樹脂」や「フッ素樹脂」を使わないで、

どうやって離型コーティング剤を作るのでしょうか?

それには「シリコーン樹脂」や「フッ素樹脂」以外の材料を適用し

非極性基をコーティング剤表層に配向させることが必要となります。

当社では、特殊な高分子離型成分を用いることで非極性基を効果的に

コーティング剤の表層へ配向させることに成功。

これにより従来ない「ノンシリコーン系離型コーティング剤」が完成しました。

その性能は以下の通りです。

 

◎TOMAX FS-9000L/Hの製品データ

 

本製品は、剥離強度の異なる2種類を混ぜることで、30~200mN/mmの範囲で

自由に剥離強度をコントロールすることが可能となっております。

混合比による剥離強度は下記のグラフをご参照ください。

 

◎TOMAX FS-9000L/H混合比による剥離強度

 

すでに一部のお客様に採用となっており、ご好評をいただいております。

なお、カタログはこちらよりダウンロードが可能です。

※本コラムは2018年4月現在のデータを基に作成しておりますので

 リンク先は最新の「FS-9300N/L」となっております。ご了承願います。

 

いかがでしたか?2回に渡ってお届けしました「離型コーティング剤」について。

モノには「ぬれ」があり「極性」が重要だということがお分かりいただけたでしょうか?

次回は、「高機能マルチプライマー」について

当社高機能性材料部の瓜生孝幸にバトンタッチして紹介いたします。

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