TOMAX　フィルム用機能性コーティング剤

エレクトロニクス、自動車などの分野で使用されるプラスチックフィルムは、光学特性、加工性などの優れた特長を兼ね揃えていますが、「傷がつきやすい」という欠点があります。これらの問題を解消すべく、当社は耐擦り傷性などの機械耐久性に優れ且つ、各種ニーズに対応した特長を持つコーティング剤を取り揃えています。

AG（アンチグレア）コーティング剤

製品名	塗膜性能					特長	カタログ ダウンロード
	鉛筆硬度	ヘーズ	ぎらつき コントラスト ※264ppi	鮮鋭性(%) ※264ppi	防眩性 (%)
FA-3155M	2H	20	4.5	52	78	標準タイプ
FA-3317M	2H	20	1.6	80	98	高精細タイプ
FA-3344M	2H	20	7.1	14	30	映り込み防止

ノンシリコーン離型コーティング剤

製品名	特徴	硬化系	剥離強度（mN/25mm)			上塗りから の離型性	カタログ ダウンロード
			常態	加熱後	残接率
FS-9308L	粘着剤重視	熱硬化	340	1500	＞90	×
FS-9300L	標準タイプ		420	3500	＞90	△
FS-9309L	転写箔重視		820	5300	＞90	○

透明導電膜用プライマー

製品名	不揮発分	鉛筆硬度	各種フィルム密着性				特長	カタログ ダウンロード
			未処理 COP	PMMA	PC	PS
FA-2050	30%	HB	○	○	○	○	汎用
FA-3291	40%	F	○	○	○	×	耐屈曲型
FA-3292	40％	H	○	○	○	×	耐擦傷型

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加飾成形用コーティング剤

○離型フィルム用コーティング剤

　ハードコートから粘着、工業用セパレーターに至るまであらゆる用途に対応

・シリコーン化合物を含んでおりません。

・重剥離と軽剥離タイプを混ぜることで剥離強度のコントロールが可能。

・用途に応じて、軽剥離から耐熱用途まで各種ラインアップあり

・剥離させる被着体に合わせて、さまざまなカスタマイズ可能

 

○加飾成形用ハードコーティング剤

　アフターキュアで課題となる、経時や熱による塗膜劣化を抑えました。

・アフターキュアだからできる、高い延伸性と高硬度の両立。

・自動車内装スペック（耐薬品性、耐光性）をクリア。

・アフターキュアタイプで課題となる、経時や熱による塗膜劣化（延伸性低下）を抑えました。

製品名	塗料性状		塗膜性能
	不揮発分 (%)	粘度 (mPa・s)	鉛筆硬度	耐擦傷性	延伸性 （％）	耐酸性 耐アルカリ性	サンスク リーン性	耐光性
NXD-001A	32	15	H	傷ほぼなし	>250	○	○	○
NXD-017A	32	15	H	傷なし	>250	○	○	○

※基材：東洋紡製コスモシャインA4160(100μｍ）

 

○機能性プライマー

　各種フィルムに対し、密着性のあるプライマー。

・お客様の生産ラインに合わせて、UV硬化系と熱硬化系の選択可能。

・未処理PETから難付着素材のCOPフィルムまであらゆる基材に対応。

・上塗りや蒸着金属によって、数多くのカスタマイズが可能。

	基材密着				上塗り密着		金属蒸着密着					特長
	未処理PET	PMMA	PC	COP	UV硬化系	熱硬化系	Al	Ag	Sn	Cu	Cr
FA-2033	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	○	UV硬化系
FS-1040	○	○	×	×	○	○	○	○	○	○	○	熱硬化系

 

○転写用接着剤

　フィルムが残らない転写タイプなので面倒なトリミングも不要です。

・従来の粘着剤タイプと異なり、薄膜で使用可能。

・接着層が薄膜なので、基材の硬度が生かせます。

・タックフリーになるので、成形時にショックラインが出ません。

製品名	塗料性状		接着性			特長
	不揮発分 (%)	粘度 (mPa・s)	ABS	PC	PMMA
NXS-014RS	30	120	○	○	○	タックフリー

 ※フィルム貼合の「粘着タイプ」もございます。

 

カタログのダウンロードはこちらより（加飾成形コーティング剤　共通）